ケアノート
検査・診断

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

へもぐろびんえーわんしー / HbA1c

HbA1c(へもぐろびんえーわんしー、HbA1c)とは、赤血球のヘモグロビンにブドウ糖が結合した割合を示す指標で、過去1〜2か月の平均的な血糖状態を反映する。

概要

HbA1cは、血液中のヘモグロビンにブドウ糖が結合した「糖化ヘモグロビン」の割合を示す検査値である。ヘモグロビンは赤血球の寿命に応じて数か月間血中に存在するため、その糖化の程度から過去1〜2か月の平均血糖を推定できる。

特徴と基準

検査直前の食事や運動の影響を受けにくく、採血のタイミングを選ばないのが利点である。糖尿病の診断や血糖コントロールの指標として広く用いられ、一般に合併症予防のための治療目標として7.0%未満が一つの目安とされる。

解釈の注意点

貧血や輸血、赤血球の寿命に影響する病態があると、実際の血糖状態と乖離することがある。急激な血糖変動は反映されにくいため、日々の血糖自己測定と組み合わせて総合的に評価する必要がある。

看護の留意点

HbA1cの意味を患者に分かりやすく説明し、日々の療養行動と結果を結びつけて動機づけを支援する。値の改善・悪化に一喜一憂しすぎず、食事・運動・服薬の継続を励ます関わりが大切である。低血糖のリスクにも配慮する。

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