逆流性食道炎
ぎゃくりゅうせいしょくどうえん / GERD
逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん、GERD)とは、胃酸を含む胃内容物が食道へ逆流し、食道粘膜に炎症やびらんを生じる疾患である。
概要
下部食道括約筋の機能低下や食道裂孔ヘルニアなどにより、胃酸が食道へ逆流して粘膜を傷害する。胃食道逆流症(GERD)の一部で、内視鏡でびらんを認めるものをいう。高齢化や食生活の欧米化、肥満を背景に増加している。
症状
胸やけと呑酸(酸っぱいものが込み上げる感覚)が典型的である。前かがみや就寝時、食後に悪化しやすい。慢性的な咳、のどの違和感、胸の痛みを訴えることもあり、睡眠障害の原因にもなる。
検査・診断
上部消化管内視鏡検査で食道粘膜のびらんや発赤を確認し、重症度を分類する。症状のみで診断されることもあり、必要に応じて食道内pHモニタリングで逆流を評価する。
治療・看護
プロトンポンプ阻害薬による酸分泌抑制が中心となる。看護では食後すぐに横にならない、就寝時に上体を高くする、脂肪や刺激物・アルコールを控える、肥満の是正、腹部を締めつけない衣服の選択などの生活指導を行う。
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