甲状腺機能亢進症
こうじょうせんきのうこうしんしょう / Hyperthyroidism
甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう、Hyperthyroidism)とは、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され全身の代謝が過度に亢進する状態である。
概要
甲状腺ホルモンが過剰になることで全身の代謝が高まる病態である。代表的な原因は自己免疫によるバセドウ病で、若年から中年の女性に多い。ホルモン過剰は心臓や神経、消化器など全身に影響を及ぼす。
症状
動悸、頻脈、発汗過多、体重減少、手指の振戦、易疲労感、いらいら感などがみられる。バセドウ病では甲状腺の腫大、眼球突出が特徴的である。高齢者では症状が乏しく、心房細動や心不全で気づかれることもある。
検査・診断
血液検査で甲状腺ホルモン(FT3・FT4)の上昇と甲状腺刺激ホルモン(TSH)の低下を確認する。バセドウ病では自己抗体であるTRAbが陽性となる。甲状腺エコーや放射性ヨウ素摂取率で原因を鑑別する。
治療・看護
抗甲状腺薬による薬物療法、放射性ヨウ素内用療法、手術が選択肢となる。看護では動悸や体重などの症状観察、服薬継続の支援、無顆粒球症など副作用の説明、安静と規則正しい生活、甲状腺クリーゼの徴候の早期発見を行う。
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